2008/01/04

ほのぼの文庫ーはじめにー

 児童書の紹介を中心としたブログ「ほのぼの文庫」を立ち上げまして、足掛け4年の月日が過ぎました。

 二人の子どもたちを育てながら絵本や児童書の読み聞かせをした経験から、人生における児童文学の大切さを感じました。児童文学の良書が読み継がれるために、児童文学を深く味わい、良書を見い出すためのサイトにしたいと思っています。
 時折、一般書籍も加わりますが、絵本や児童書の古典から新刊まで良書を見い出すたびに、レビューを書き、掲載していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。      

 初めの2年間は、まめに児童書の書評を更新することができましたが、一昨年より、個人的な事情でぼちぼちの更新となってしまいました。ブログ友の皆様には、気長にお付き合いいただき、感謝いたしております。

 また、梨木香歩さんの作品の植物アルバムを閲覧に来てくださる方が多く、植物アルバムを作成するにあたってお写真を提供してくださいました皆様(Botanical Garden 青木繁伸様(前橋市) Crystal Bear 小熊清史様(富山県魚津市) 日本の四季 布袋竹様(鹿児島市) 岡村葡萄園(新潟県)「花の家」(三浦半島・なずなさん)・「ハーブの畑」の皆様 )に改めて感謝致します。

 今後も多くの方々にご覧になっていただき、梨木香歩さんの作品鑑賞を深めていただけるとうれしく存じます。

 私事ですが、再就職先が決まり、4月からフルタイムで勤務することになりました。ブログの更新がままならず、コメント、トラックバックへの対応が遅れがちになるかもしれませんが、どうぞよろしくお付き合いくださいますようにお願い致します。

Photo_3  まざあぐうす(HNの由来は、こちらです。)             

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2007/12/30

良いお年をお迎えください♪

 今年もいよいよ年末を迎えようとしています。
 「ほのぼの文庫」を訪れて下さいました皆様、本当にありがとうございました。
 今年も何かとあわただしくブログをまめに更新することができませんでしたが、昨年に引き続き、梨木香歩さんの作品の植物アルバムをたくさんの方に閲覧していただいたようで大変うれしく思っています。
 
 昨年は、年末にかけて指輪物語やナルニア国物語、モモなど長編ファンタジーを読んでいましたが、今年は、ゲド戦記を最後に、年末は贈呈いただいた歌集をまとめて読んでいます。児童文学の講座を終えましたので、自分本来の文芸でもある短歌の世界に戻りたいと思っているところです。

 クリスマス関係の絵本も数冊読みましたが、書評を書くことができずに、とうとう年末を迎えてしまいました。来年のクリスマスには、クリスマスの絵本の書評を書きたいなと気持ちはもう来年のクリスマスに飛んでいます。(気が早すぎますね!)

 冷え込んできました。インフルエンザも早くから流行しているようですので、皆様、お風邪にお気をつけて良いお年をお迎えくださいませ。そして、来年もどうぞよろしくお願い致します。

                                            まざあぐうす

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2007/11/22

第12回文化セミナー&第17期児童文学基礎講座終了式@小樽

 去る11月18日(日)に小樽市民センターにて開催されたNPO法人絵本・児童文学研究センターの第12回文化セミナーに出席しました。

 文化セミナーでは、「野生動物の反乱」というテーマでの河合雅雄氏と写真家の今森光彦氏の対談、その後、パネリストに詩人の工藤直子氏、児童文学者の斎藤惇夫氏が加わり、同じテーマでパネルディスカッションが行われました。

 里山の語源や日本における野生動物の保護がいかに貧弱であるか、昆虫(バッタの異常発生)に見る自然破壊の現状とその対策がいかに表面的なものであるか、など、それぞれの専門分野からの見解が非常に興味深く、いろいろと考えるきっかけを与えてもらいました。

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2007/11/09

児童文学基礎講座終了!

 2年半かけて受講した絵本・児童文学研究センター主催の通信講座(児童文学基礎講座54回)を終えることができ、この11月18日に終了式が小樽で開催されますので、結婚後、初めての一人旅で小樽に向かいます。

 講座の最後、51回から54回のテーマは『ゲド戦記』、20代後半に一度読みましたが、40代半ばを過ぎて読むと全く違った味わいがあります。今回再読して、ゲド戦記は、魔法使いゲドと巫女テナー(少女アルハ)の物語でありながら、普遍的に人生を象徴する物語であることを感じさせられました。また、20代の頃は、戦記という言葉から国と国の戦いなど実戦を想像して読み始めましたので、題名にやや違和感を感じた覚えがありますが、ゲド戦記は、究極のところ、人間の内面における葛藤や戦いの物語でることを感じ、再読して、ゲド戦記という題名がしっくりと受け止められるようになりました。

 平凡な人生ですが、それなりに山あり谷あり・・・ゲド戦記を再読しながら、心理的な自分の人生を振り返るきっかけを得ています。

 この2年間、自分の中の子どもを育てるような気持ちで児童文学を学びました。充実した学びと読書だったなぁと思います。小樽への小旅行、楽しみにしています。

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2007/06/29

伝記・歴史文学を通して知る深い孤独感

 4月から6月にかけて身辺でいろいろなことが起こり、自分の努力のかなわないことばかりで、少々参っていました。人生の課題は尽きないものです。そんな中、先月は、伝記・歴史文学を中心に読書をしていました。

 読んだ作品は、『夢を掘りあてた人』、『人間・野口英世』、『たたかいの人』、『カネト』、『肥後の石工』です。

 いずれの主人公にも共通するのは、自分のなすべき業に対して、また、自分に与えられた運命に対して、非常に深い孤独に耐えながら強い意志で向かっているということです。与えられた課題と苦しみから目をそむけず、ひたすら耐え続け、前向きに生きている姿に感動しました。

夢を掘りあてた人
ヴィーゼ作 / 大塚 勇三訳
岩波書店 (1987)
この本は現在お取り扱いできません。
たたかいの人
たたかいの人
posted with 簡単リンクくん at 2007. 6.29
大石 真著
偕成社 (1980)
通常2-3日以内に発送します。
肥後の石工
肥後の石工
posted with 簡単リンクくん at 2007. 6.29
今西 祐行作
岩波書店 (2001.2)
通常24時間以内に発送します。

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2007/01/22

思い出の復権

 昨秋から年末年始にかけて、長編ファンタジーを読んでいました。『ナルニア国物語』から、『指輪物語』、『トムは真夜中の庭に』、『銀のほのおの国、そして、エンデの『モモ』と『はてしない物語』。

 『はてしない物語』を読んでいる最中には、パラレルワールドのように、現実にもハプニングがあって、自分自身を見つめる機会となりました。

 「忘れて変容した記憶があればあるほど人格が豊かになります。」『エンデと語る』より

 エンデの言葉に慰めを得ています。

 そして、その言葉の解説を『ファンタジー文学の世界へ』の中で工藤左千夫氏が次のように書かれています。

 「過去の記憶は「思い出」として様々な出会いを待っている。この無意識界に置き忘れられた「わたし」はそれを待っている。過去(思い出)の復権とは「わたし」のそれであり、真の望みを人の未来へとつなげる行為(希望)なのだ。たとえ、嫌な出来事や人との出会いがあろうと、そこにも「わたし」のメルヘンへ導く契機はある。
 これらの契機は「わたし」の生き直しを促さずにはおかない。ただし、それは全く異なる人格になることを意味しない。「わたし」の輝きを取り戻すことによって、今の擬似的な「わたし」の壁をはずしていく(変えていく)ことなのだ。この壁を外していく過程に多様な思い出の復権があり、情操(喜怒哀楽)という魂が息を吹き返す。 」(同著より引用)

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2006/09/10

『ホビットの冒険』から『指輪物語』へ

 8月の末から体がだるいと思って過ごしていましたら、思いっきり扁桃腺を腫らしていました。先週末から家で寝たり起きたりの日々を過ごしています。年齢的なものからか、以前のように喉が腫れても熱が高くならないので自覚症状がなく、いきなり悪寒が走り、食べ物の喉の通りが悪くなって気づく有様です。

ホビットの冒険
J.R.R.トールキン作 / 瀬田 貞二訳 / 寺島 竜一絵
岩波書店 (1988)
通常24時間以内に発送します。

 それで、思いっきり読書に時間を使おうと思い、長編に挑みました。映画が公開されるまえに一度読んだ『指輪物語』9巻ですが、今回は『ホビットの冒険』から読み始めました。すると以前読んだ時とは違った指輪物語への親しみを感じています。今、2巻目を読み終えましたが、フロドの旅がかつてのビルボの旅と重なり、なつかしさと未来へのドキドキ感とですっかり指輪物語の世界に嵌っています。

 扁桃腺の腫れと体のだるさは辛いものの、時おり眠りながら、読むファンタジーは夢の世界のようですてきです。受講している児童文学の通信講座も半分を終え、いよいよファンタジーに入ります。

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2006/07/30

児童文学 戦後十年における三大作品『ノンちゃん雲に乗る』・『ビルマの竪琴』・『二十四の瞳』

 昨年から受講を始めた絵本・児童文学研究センターの講座も27回目、半分まで辿り着きました。第22回講座の日本文学史③戦前・戦後で、戦後10年の児童文学三作品を読みました。ノンちゃん以外は小学校5年生位で読んだ記憶があります。30年くらい経て読んで、感動を新たにしています。

 いずれも文体が美しく、読み終えた時、心が洗われ、戦争の悲しみが深く影を落とした作品の中に、平和への切なる願いが感じられます。

 都会の子ども像をユーモアたっぷりに描いたファンタジーである『ノンタン雲に乗る』は「ヨーロッパ的本格長編児童小説の誕生」と、『ビルマの竪琴』は、「文明批評的児童文学の誕生」と謳われました。

 「われわれが重んじたのは、ただその人が何ができるかという能力ばかりで、その人がどういう人であるか、また、世界に対して、人生に対して、どこまで深い態度をとって生きているか、ということではありませんでした。」という哲学的な考え方は戦後教育の指針ともなったと言われていますが、果たして、私たち日本人がどれほどその問いに答えて来たかは疑問です。

 『ビルマの竪琴』も『二十四の瞳』も映画化されており、後者は、映画の印象の方が強く、大石先生と島の子ども達の心温まるストーリーとして記憶していましたが、再読して、30年ほど前に読んだときとは違った印象を受けました。もっと深刻で濃い戦争の影を感じ、戦争の濃い影と対照的に、平和という光を強く求める大石先生の明るさが浮き彫りにされ、若さと希望に満ち溢れた大石先生像から、年老いても、なお、前向きに生きる老大石先生像が強く心に残りました。

 児童文学の中の名作であり、必読の書だなぁとしみじみ思いました。

ビルマの竪琴
ビルマの竪琴
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.30
竹山 道雄著
偕成社 (1996.6)
通常2-3日以内に発送します。
二十四の瞳
二十四の瞳
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.30
壺井 栄著
ポプラ社 (2005.10)
通常2-3日以内に発送します。
ノンちゃん雲に乗る
石井 桃子著 / 中川 宗弥画
福音館書店 (1997.4)
通常24時間以内に発送します。

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2005/12/03

「第6回 子どもの本 この一年を振り返って2005年」NO.1 

 平成17年12月1日(木)NPO図書館の学校主催の「第6回 子どもの本 この一年を振り返って2005年」in 図書館総合展に参加しました。
queens_square_christmastree  場所は、パシフィコ横浜展示ホール2階アネックスホールです。みなとみらい線が開通して、初めてみなとみらい駅で降りました。海が近いからでしょうか。空気が澄んで、とても気持ちが良かったです。隣のクィーンズスクエアにクリスマスツリーが飾られていました。

 

 第一部 基調講演「YA世代を知るー10代の性と心ー」

 講師は、産婦人科医の河野美香レディースクリニック院長。
 医療現場からの実感の伴った現状報告と問題提起~大人が教えたい性教育の内容と10代の子ども達の知りたい性知識には大きな隔たりがあることや子ども達の性のトラブルの背景には、刺激の多い性の情報や援助交際など子ども達を性のトラブルに巻き込む大人達の存在があること~に、思春期の息子を抱えている母親として、問題意識を持ち続けたいと思いました。

 著書『学校で教えない性教育の本』、『十七歳の性』を購入。早速読みました。10代の子ども達からの実際の質問に答える形で構成された『学校で教えない性教育の本』はとても分かりやすく、読み応えがあります。息子にも読んでほしいなぁと思っています。

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「子どもの本 この一年を振り返って2005」NO.2

 第二部は「今年も子どもの本ー発表ー」
 ・絵本:代田 知子(日本子どもの本研究会・絵本研究部)
 ・フィクション:飯野 庸子(新刊を読む会)
 ・ノンフィクション:増本 裕江(科学読物研究会)
 ・ヤングアダルト:小野寺 千秋(YAサービス研究会)

 私は図書館の学校の会員ではありませんが、昨年末の同じ催しから参加させていただいています。この一年間に出版された子どもの本を自分ひとりの力で網羅することは至難の業です。昨年末の発表を聞いて、それぞれの分野の発表者の方が、整理して分かりやすく解説してくださるので、自分の興味のある本を効率的に選んで読むことができました。旧作の良書に繰り返し触れることも心の滋養になりますが、新作を知ることも読書の楽しみです。

 それぞれの持ち時間が40分ですが、時間内に上手に発表して下さいますので、新刊をしっかり読み込んでいらっしゃること、量もこなし、質も高い読書をなさっていることを感じました。

 

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第7回図書館総合展

toshokansougouteniriguchi  第一部と二部の間に2時間の休みがありましたので、「図書館総合展」を見ました。これもとても見応えのある展示会でした。データが電子ファイルで保存される時代が来たことをひしひしと感じました。図書館関係の機械の進化に目を見張るものがありました。

kukuchisenseisign  そこに、何と、のらっこシリーズの絵本作家菊池日出夫先生がいらしていました。絵本『さんねんごい』を買い、その場でサインをしていただきました。ていねいに絵も添えて下さいました。そばで見ていた小学生位のお子さんが、「絵が上手だね!」と言って喜んでいました。

さんねんごい
さんねんごい
posted with 簡単リンクくん at 2005.12. 3
菊池 日出夫さく・え
福音館書店 (1991.1)
通常24時間以内に発送します。

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2005/11/10

小林豊原画展

tsudajyukushomen  今日は、津田塾大学津田梅子記念交流館で開催中の小林豊原画展に行って来ました。

 小林豊原画展 せかいいち うつくしい ぼくの村は、11月7日から13日まで開催。午前10時から午後4時(最終日は3時まで)

 詳しい情報は、ほのぼの文庫のこちらをご覧になってください。

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2005/06/27

追悼 長新太さん

 今日の朝刊にて、絵本作家の長新太さんが、6月25日午後3時17分、中咽頭がんでお亡くなりになられたことを知りました。

kyabetsukun  享年77歳。平均寿命を生きられたわけですが、もっともっと長生きして、素敵な絵本を作り続けて欲しかったです。今、0歳から3歳、4歳から6歳と年齢別にスタンダードと言われる絵本を読み直していますが、長新太さんの絵本が多数含まれています。

 長新太さんはお亡くなりになられても、その作品はたくさんの子ども達の心を潤し、成長の糧となり、その心に永遠に生き続けるのではないでしょうか。たくさんの愉快な絵本を生み出して下さった長新太さん、ありがとうございました。そして、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

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2005/04/26

キャロル・ライ監督映画『恋の風景』観賞記

koinofukeitehon  台湾の絵本作家ジミーさんの作品が映像の中でアニメーション化されている映画『恋の風景』を観て来ました。

映画の公式サイトはこちらです。

koinofukeitehonhiraki  写真は、ジミーさんの絵本『戀之風景』のTEHONです。てのひらに乗る位の大きさ、映画の最後に流れたアニメーションが絵本化されたものです。詞はありません。

 TEHONの情報は、こちらです。

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2005/03/07

映画「ターンレフト・ターンライト」を観ました。

turn_left_turn_right ジミーさんの絵本『君のいる場所』が原作となった映画『ターンレフト・ターンライト』(金城武・主演)のビデオを観ました。
 評価は、☆☆☆☆。
 
とことんすれ違う彼と彼女、映画作品として、エンターテインメント性を加えてありますので、最後の最後までドキドキハラハラの連続です。
 ポーランドの詩人W.シンボルスカの「一目惚れ」という詩が映画のモチーフになっていましたが、スクリーンの随所にジミーさんの詩情が感じられました。ジミーさんの絵本の世界から、シンボルスカの詩へと興味と想像の世界が広がりそうです。

 ターンレフト・ターンライトの中国語の右と左の文字の色と向き・・・最後の場面に一瞬出てくる赤と緑の二本の傘・・・凝っているなあと感じます。 ネタバレになるといけませんので、ストーリーには触れませんが、大きな地震がスクリーン内で起こりますが、地震だけは使って欲しくなかったというのが一つだけマイナス点。
 ジミーさんのファンでなくてもお勧めの映画です。

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2005/02/03

絵本の読み聞かせをおやつの時間に・・・♪

banana_cake 息子が十四歳になってから、「絵本はもういいよ」と言われて、自然に消滅してしまった絵本の読み聞かせでしたが、学校から帰って来る息子と就労先の工房から帰って来る娘がおやつを食べている時に、そっと絵本を開いて読んでみました。

 

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2005/01/28

思い出の絵本 No.6 (オリヴァー・ジェファーズ)『みつけたよ、ぼくだけのほし』(ソニー・マガジンズ)

久しぶりに14歳の息子が絵本の読み聞かせを聴いてくれました。『みつけたよ、ぼくだけのほし』『水宮歌』です。
 身長が178センチ、うっすらと口髭も・・・。無口になって、母親の私を避けてみたり・・・思春期の難しい時期ですので、そっと見守ることしかできません。
 部活を終え、帰宅しておやつを食べている息子に、「これ読むけど聴いてくれる?」と言うと、黙っていましたので、読み始めると、『みつけたよ、ぼくだけのほし』を最後まで聴いてくれました。
 ついでに『水宮歌』も・・・。これからさり気なく、読み聞かせを再開してみようかな・・・とかすかな希望をもった昨夕でした。

私たち大人が、どこかに置き忘れてしまった純粋な心を思い出させてくれる絵本です。~お子さんと一緒に、絵本の中で星を探してみませんか。

 僕だけの星、私だけの星があったら…と思ったことはありませんか?
 この絵本の主人公は、星が大好きな男の子です。男の子は、毎晩星をながめながら、「ぼくだけの ほしが あったらなあ」と思っていました。そして、星と友達になった時のことをいろいろと想像しています。いっしょに かくれんぼを したり、いっしょに いっぱい さんぽを したら、どんなに すてきだろうって、思うのでした。

 

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2004/10/23

アフガニスタンの平和を願って

buruka.jpg

  2004年3月に『アフガン零年』という映画を観ました。
 冷たい春雨の降る午後、東京都写真美術館の映画館で観ました。入館者は、両手で数えられるほどでした。

 映画を作ることも観ることも禁止したタリバン政権の崩壊後、初めて製作されたアフガニスタン映画です。監督は、セディク・バルマク、日本とアイルランドが資金を提供し、製作されたそうです。また、多くの映画人が国を離れ、ほとんどの機材が失われたアフガニスタンでの製作にあたっては、『カンダハール』のイラン人監督モフセン・マフマルバルが、資金・人材・機材の全面的なサポートを行ったことが映画のパンフレットに記されていました。

 タリバン政権下、生き延びるために少年となった少女の悲劇が描かれています。
 <アフガニスタンの悲劇を忘れないこと>こそが世界に悲劇を繰り返さないために必要という監督の強い思いから、復興後の第一作に、あえてタリバン時代の悲劇を描くことが選択されたそうです。

 肌寒い恵比寿の町、華やかなガーデンプレイスを横目に見ながら、重い心を引きずるように歩いて帰りました。
 

 2004年7月に『ハナのアフガンノート』『午後の五時』という映画を観ました。
 監督は、ハナ・マフマル(15歳)バフとサミラ・マフマルバフ(24歳)です。二人は、タリバン政権下のアフガニスタンを描いた映画『カンダハール』の監督モフセン・マフマルバフの娘でもあります。父に続いて、アフガニスタンを舞台に映画を撮りました。
 妹ハナの『ハナのアフガンノート』、『午後の五時』のキャスティングの過程を撮ったドキュメンタリー映画です。ニュースや新聞からは知ることのできない現在のアフガニスタンの様子がリアルに映し出された作品です。
 姉のサミラの『午後の五時』は、サミラの四作目。大統領になりたいという夢を持つ、二十二歳の女性ノクレが主人公。アフガニスタンの女性の夢と希望、そして哀しみをスペインの詩人ロルカの詩「午後の五時」の語りを交えながら、詩情あふれる映像で描いています。

 銀座の映画館を出て、まぶしい夏の日差しを浴びながら、ブルカを着ているアフガニスタンの女性の心に思いを馳せました。身軽な服装をしていながら、心のフットワークが重い自分を感じました。

 どうかアフガニスタンに平和が訪れますように・・・
 

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