2008/02/23

思い出の絵本 No.7 お勧めです! 子どもと読む義経記(赤羽末吉・絵/今西祐行・文)『源平絵巻物語』全十巻(偕成社)

 源平絵巻物語全10巻は、今西祐行さんの語りと日本画家である赤羽末吉さんの絵が見事に調和した現代のすばらしい絵巻物語です。

 赤羽末吉さんの絵本のすばらしさを教えてくれたのは、二人の子ども達でした。たまたま保育園の図書コーナーから娘が借りてきた『ほうまんの池のカッパ』(銀河社)という絵本を当時5歳の娘と生後6ヶ月の息子に読み聞かせると、滅多に笑わない赤ん坊だった息子が声を立てて笑い、知的な障害を抱えている娘も一緒に笑いながら最後まで聞いてくれました。以来、何度繰り返して読んだことでしょう。思い出の絵本の貴重な一冊です。

 それから数年後、息子が年中の時に借りてきた『ももたろう』(福音館書店)。「ママ、ほうまんの池のカッパの人の絵だよ。読んで」と言います。息子は、赤羽末吉さんの絵を見つけては、図書館から借りてきていました。

 源平絵巻物語全10巻(偕成社)も幼い息子が見つけてくれた絵本です。源義経を中心に語られ、描かれた現代のすばらしい絵巻物語です。

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2005/02/03

絵本の読み聞かせをおやつの時間に・・・♪

banana_cake 息子が十四歳になってから、「絵本はもういいよ」と言われて、自然に消滅してしまった絵本の読み聞かせでしたが、学校から帰って来る息子と就労先の工房から帰って来る娘がおやつを食べている時に、そっと絵本を開いて読んでみました。

 

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2005/01/28

思い出の絵本 No.6 (オリヴァー・ジェファーズ)『みつけたよ、ぼくだけのほし』(ソニー・マガジンズ)

久しぶりに14歳の息子が絵本の読み聞かせを聴いてくれました。『みつけたよ、ぼくだけのほし』『水宮歌』です。
 身長が178センチ、うっすらと口髭も・・・。無口になって、母親の私を避けてみたり・・・思春期の難しい時期ですので、そっと見守ることしかできません。
 部活を終え、帰宅しておやつを食べている息子に、「これ読むけど聴いてくれる?」と言うと、黙っていましたので、読み始めると、『みつけたよ、ぼくだけのほし』を最後まで聴いてくれました。
 ついでに『水宮歌』も・・・。これからさり気なく、読み聞かせを再開してみようかな・・・とかすかな希望をもった昨夕でした。

私たち大人が、どこかに置き忘れてしまった純粋な心を思い出させてくれる絵本です。~お子さんと一緒に、絵本の中で星を探してみませんか。

 僕だけの星、私だけの星があったら…と思ったことはありませんか?
 この絵本の主人公は、星が大好きな男の子です。男の子は、毎晩星をながめながら、「ぼくだけの ほしが あったらなあ」と思っていました。そして、星と友達になった時のことをいろいろと想像しています。いっしょに かくれんぼを したり、いっしょに いっぱい さんぽを したら、どんなに すてきだろうって、思うのでした。

 

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2005/01/11

思い出の絵本ーNo.5

(椋鳩十文・赤羽末吉・絵)『ほうまんの池のカッパ』(銀河社)
種子島一の力持ちのとらまつとほうまんの池に棲むカッパ達の愉快で不気味な物語~椋鳩十さんの日本語のオノマトペを生かした民話調の語りと赤羽末吉さんの描くとらまつとカッパの愉快な姿が魅力の絵本です。

houmannoikenokappa  幼い娘が通所訓練施設の図書コーナーから借りてきた思い出の絵本です。点頭てんかんという重い病を抱えて生まれてきた娘には知的なハンディがあります。乳幼児期は、抗てんかん剤の影響で、眠っていることが多く、起きている時もぼーっとしていました。そんな娘に何か楽しみを見つけてあげたいと思って始めたのが絵本の読み聞かせでした。
 ノンタンのシリーズに始まり、ぐりとぐらのシリーズ絵本…それからの展開が中々できない娘に変化が訪れたのは、隣接する公立の保育園との統合保育が行われている通所訓練施設に通い始めたのがきっかけでした。
 同じ年齢の健康な子ども達と接する中で、絵本や紙芝居の読み聞かせを受け、楽しみを共有する内に、友達の真似をして、自分で絵本を借りてくるようになったことです。初めて借りて来た絵本は、『はじめてのおつかい』という絵本と思っていましたが、当時つけていた「読み聞かせのメモ」を辿ると初めて借りて来た絵本は、『ほうまんの池のカッパ』でした。(以前、思い出の絵本ーNo,3で、で初めて借りて来た絵本が『はじめてのおつかい』だったと書いていましたが、当時のメモを辿ると私の記憶違いであることに気がつきました。これからは、思い出の絵本は、当時のメモを見ながら描き続けたいと思います。)

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2004/12/23

思い出の絵本ーNo.4

ご家族でクリスマスの夜にいかがでしょうか。

ぐりとぐらのおきゃくさま
中川 李枝子さく / 山脇 百合子え
福音館書店 (1980)
通常24時間以内に発送します。

 のねずみのぐりとぐらが、雪合戦をしていて、大きな足跡を見つけました。二匹は、その大きな足跡を辿ってゆきます。
 わが家の子ども達が幼い頃、何度も読み聞かせをした絵本です。子ども達は、ぐりとぐらと一緒に大きな足跡を指でなぞっていました。足跡を見つめていると、子ども達の小さな指先がふっと浮かんできます。 

 足跡の行きつく先は、ぐりとぐらのお家でした。
 それからが、楽しみです。中にいたのは、誰でしょう。そして、どんな出来事が待ち受けているのでしょう。とっても美味しいお話です。

 子ども達は、それが分かっていながら、読み聞かせのたびに、まるで初めて出会うような表情で、同じ場面を見つめていました。保育園が休みの日に、『ぐりとぐらのおきゃくさま』を読み聞かせすると必ずぐりとぐらがいただいた美味しいものを、「ママ、作って。一緒に作ろう」という弟。「ねえね(おねえちゃん)も一緒に作ろうよ」と知的なハンディを抱えている姉を誘って、エプロンを取りに行きます。
 3人で作った美味しいもの、小さなエプロンをして、台に乗ってお手伝いをする幼い姉と弟のほほえましい思い出です。『ぐりとぐらのおきゃくさま』を信じることができた子ども達の幼い日の思い出は、母親の私にとっても大切な宝物です。

 『ぐりとぐらのおきゃくさま』に出会える子ども達は、幸せだと思います。雪景色が美しく、森の動物達が愉快な絵本、ご家族でクリスマスの夜にいかがでしょうか。

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2004/12/16

思い出の絵本ーNo.3

みいちゃんと「はじめてのおつかい」の緊張と達成感を共にできる明るく楽しい絵本

hajimetenootukai

 娘は点頭てんかんという重い病と知的なハンディを抱えて生まれてきました。抗てんかん剤の副作用で、昼間も眠っていることが多い乳幼児期でしたので、少しでも楽しいことを増やしてあげたいと思って始めたのが絵本の読み聞かせでした。ノンタンのシリーズや「ぐりとぐら」のシリーズがお気に入りでしたので、絵本が破れるほど読みました。
 5歳年下の弟が1歳になった時でした。保育園で読み聞かせをしてもらったことがきっかけとなったようで、娘が『はじめてのおつかい』を保育園の図書コーナーから借りて来ました。娘が、自分から進んで本を借りるということは、初めてのことでしたので、びっくりしました。保育園の年長組の時でした。
 ストーリーが長いし、言葉が多いので集中力が続くだろうかと心配しながら、読み聞かせをしましたが、1歳の弟も娘もにこにこ笑いながら、最後まで聞いてくれました。

 表紙のみいちゃんの笑顔がとってもすてきです。『はじめてのおつかい』の絵本をすぐに購入しました。毎日のように読み聞かせをしているうちに、しばらくすると、みいちゃんの言葉を娘がたどたどしい発音ながら、真似するようになりました。その言葉を聞いて、弟が笑っています。微笑ましい姉弟の関わりでした。
 林明子さんの絵は、絵そのものが、語りかけてくれるようです。『はじめてのおつかい』と出会って以来、言葉の理解が困難な娘にとって、絵本は言葉を覚えるために欠かせない存在となってゆきました。 
 
 『はじめてのおつかい』を読み続けて半年ほど過ぎた頃、夕方、豆腐屋さんのラッパが聞こえると、私が持っていたボウルとお金をくれるようにせがみました。娘にボウルとお金を渡すと、階段を降り、豆腐屋さんのバイクの前に並んで、自分の順番が来ると、大きな声で「おとーふ、くらさーい」と言いました。ベランダから、その姿を見ていて、うれしくなり、涙があふれてきました。10数年経て、絵本はぼろぼろになりましたが、娘にとっての「はじめてのおつかい」は、私にとっては、いつまでも朽ちない思い出です。 

 『はじめてのおつかい』は、言葉を獲得してゆく過程の幼い子ども達にとって、画期的な一冊ではないでしょうか。また、年齢に関係なく、みいちゃんと「はじめてのおつかい」の緊張と達成感を共にできる明るく楽しい絵本ではないでしょうか

 『はじめてのおつかい』は、こちら・bk1へ。

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2004/10/23

思い出の絵本ーNo.2

 知的な障害を抱えた娘の笑顔が見たくて始めた読み聞かせでしたが、5歳年下の弟が生まれてからも育児が大変な中、毎晩欠かさず読み聞かせを続けました。朝昼晩と時間帯に関係なく、絵本を持って来て、膝の上にすわったら、いつでも読んであげました。
 もし、娘が知的な障害を抱えていなかったら、ここまで読んであげることができただろうか・・・とふと思います。
 娘が二冊目に気に入った絵本は、『ぐりとぐら』でした。
以下は、福音館書店のホームページ、「みんなの広場」-ぐりとぐらの思い出に投稿した文章です。

歌うように読んだ絵本 『ぐりとぐら』

 『ぐりとぐら』は、知的な障がいを抱える娘が喜んだ2冊目の絵本です。娘は、点頭てんかんという癲癇の中でも最も重い病を患って生まれてきました。生後10ヶ月の時から抗てんかん薬を服用していますので、乳幼児期は眠っている時間が長く、起きているときもぼーっとしていました。
 その娘が2歳の時に初めて反応したのが『あかんべノンタン』でした。それ以来、娘の喜ぶ表情を見たいためにすがるように始めた読み聞かせです。
 1年ほど経て、3歳になった娘に『ぐりとぐら』をよんであげました。すると、本当に嬉しそうに絵本を眺めていました。もう私もうれしくて、うれしくて、「ぐりとぐら」のシリーズを本が破れるほど読んであげました。
 どの本も言葉がリズミカルですので、歌うように読んであげました。娘を膝に抱いて読んだ『ぐりとぐら』、幼かった頃の娘の体のぬくもりや絵本のぐりやぐらを触っている小さなてのひら・・・今でも、時々思い出して、ほんわかした気分に浸っています。
 その娘も18歳、養護学校の高等部を卒業して、福祉工房に勤めています。時々思い出したように、ぼろぼろになった『ぐりとぐら』を本棚から出して眺め、母親の私が口ずさんだメロディーをハミングしています。
 娘の笑顔を見たいがために始めた読み聞かせでしたが、自分の方が絵本や童話の世界にすっかりはまってしまいました。
 音痴な私が歌うように読んだ思い出の一冊です。

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2004/10/20

思い出の絵本ーNo.1

 19歳の娘と14歳の息子に、絵本や童話の読み聞かせを続けてきました。娘が2歳半の時からですので、かれこれ17年近くになります。この春、娘は区内の福祉工房に就労し、息子は中学校の2年生になりました。ふと息子から、「読み聞かせは、もういいよ」と言われ、ショックを受けましたが、気持ちを取り直し、新たなに絵本や童話を読み直してみることにしました。
 子どもの頃に出会った童話や絵本、読み聞かせで出会った童話や絵本、そして、大人になって出会った絵本・・・ 
 40歳を過ぎた今、絵本や童話との新たな出会いを楽しんでいます。

 娘と共に出会った大切な絵本は、『あかんべノンタン』です。

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