2005/08/05

(大川悦生・文/宮本忠夫・絵)『長崎にいた小人のフランツ』(国土社)

 8月6日・9日の原爆の日を前に、原爆に関する児童書を読みました。ミケ子さんのブログmikeko's cafe『八月がくるたびに』とともに紹介されていた『長崎にいた小人のフランツ』、絶版であるのが残念です。長崎に投下された原爆を語る児童書の中でも、初めて原爆に関する本を読む小学校中学年の子ども達にお勧めの一冊です。

 『八月がくるたびに』は、小学校4年生の時に母親から買ってもらって読みましたが、30年以上経た今も心に残っています。児童書の大切さを思います。

『長崎にいた小人のフランツ』(国土社)・絶版

 主人公は岩永民夫、4年生。
 本家のわきの納屋を手直しした家に母親と二人で住んでいる。
いとこの正也とは大の仲良しだが、民夫は本家へは上がれない。そして、家の周りで仲良く遊ぶこともできない。母親も自分の実家でありながら、本家の敷居をまたげない。民夫の母親がおじいさんの反対を押し切って、朝鮮の人と結婚して、おじいさんから勘当されているからだ。
 民夫が3年生の時、父親がいなくなり、母親が身体をこわしたため、長崎の海辺の村へ戻ってきた。母親は、峠を越えて浦上にある軍の工場で働いている。

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