2007/11/09

シビル・ウエッタシンハの作品『かさどろぼう』がブーブル販売に!

 個人的にあわただしい生活で、ほとんどブログの更新ができていませんでしたが、毎日たくさんの方に訪れていただき、ありがたく思っています。訪れてくださった方のほとんどが、梨木香歩作品の植物アルバムをご覧になっているようで、作った甲斐があったなぁと思っています。どうぞこれからもよろしくお願い致します。

 さて、今日は、うれしいお知らせが復刊ドットコムから届きました。お知り合いのマーガレットさんが復刊リクエストを出されていたシビル・ウエッタシンハの絵本『かさどろぼう』がブーブル販売されることになりました。票数が100票に満たなくても良質な作品がこうして再販されることを知って、児童文学作品の愛好者としてとても頼もしく思いました。日本の出版業界も捨てたものではありませんね。

                   *******

復刊ドットコムです。いつもご利用ありがとうございます。

書籍販売サイト「ブープル」との提携により、以下の書籍が購入できるように
なりました。

●かさどろぼう
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=31508

なお在庫状況に関しては「ブープル」商品ページにて確認ができます。
(在庫切れの場合はご容赦ください)

ブープルとは?「ブープル(boople)」は日販アイ・ピー・エス株式会社が運営するオンライ
ン書籍販売サイトです。お客様がブープルで注文された書籍については、日販
アイ・ピー・エス株式会社が直接配送や決済を行います。
http://www.boople.com/

復刊ドットコム   < http://www.fukkan.com/ >
お問い合わせ先   < info@fukkan.com >
   

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2007/02/23

(マリー・ホール・エッツ)『きこえるきこえる』、復刊決定!

 エッツの絵本『きこえるきこえる』の復刊決定のお知らせが届きました。言葉やコミュニケーションについて静かに深く考えさせてくれる絵本です。Click!復刊のお知らせをうれしく思います。

■『きこえるきこえる』(最終得票数 40 票)
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=3232

【著者】マリー・ホール・エッツ著 ふなざきやすこ訳
【発行】ブッキング
【予価】1,260円(税込み) ※予価の為、価格が変更する場合がございます。
【発送時期】4月下旬

《『もりのなか』のマリー・ホール・エッツの幻の絵本が復刊!!》

 ゾウがはなをのばします。ねえさんがいえのうしろにかくれ、そっとのぞいています。かあさんにうでをまわして、だきつきます。「ことばをつかわなくても、みぶりてぶりだけで、これだけいろいろなことをつたえられるんだよ」と、エッツのあたたかいメッセージが伝わってくる一冊。

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2006/12/02

こみねゆら絵本原画展@えほんミュージアム清里

Cimg1196 11月30日(金)~12月1日(土)まで一泊で清里に行きました。えほんミュージアム清里で開催中のこみねゆら絵本原画展にて、10月に待望の復刊をとげた『空とぶじゅうたん』(ブッキング)の原画が展示されています。2年越しの願いが叶って復刊された絵本の原画・・・一枚一枚を間近に見ることができました。

Cimg1198  思っていたより小さな絵ですが、一枚一枚のじゅうたんが本当に細かいところまで描かれています。まさに渾身の作品! こんなに緻密な筆のタッチは、絨毯を織る作業と同じだけの精神力を要したのではないかと感じました。本当にすばらしい原画で、感無量でした。

 

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2006/04/09

『ジャンヌ・ダルク』(M・ブーテ・ド・モンヴェル・作/矢川澄子・訳)

 百年戦争の後期、フランスの解放を神に託されたと信じ、シャルル七世から授かった軍隊を率いてオルレアン城の包囲を解くなどフランスの危機を救った少女ジャンヌ・ダルクを描いたモンヴェルの最高傑作絵本。

Horupuclassicjannudaruku  わずか18歳にして国民的英雄となったジャンヌ・ダルクはドンレミイというフランス東部の小さな農村の娘でした。
 若き乙女ジャンヌ・ダルクの純真さ、美しさが繊細に穏やかな色調で描かれています。

 当時の王侯貴族の絢爛な様、英仏軍の戦いの有様、ジャンヌ・ダルクを囲む民衆の表情、宗教裁判の非情な様、監獄の中の悲惨さ、夢に現れる聖女の美しさ・・・ジャンヌ・ダルクが勇敢に闘った後、イギリス軍の捕虜となり、生きながら火あぶりの刑に処されるまでの全てが動きを伴い、まるでお芝居の一場面を観るように描かれています。

 一冊の絵本を通して、ジャンヌ・ダルクの勇気とひたむきな信仰が感じられる、洗練された美しい絵本です。

 
 ジャンヌ・ダルクが勇敢にイギリス軍と闘った地オルレアンは、モンヴェルの生まれ故郷でもあり、特別な思い入れがあったのでしょう。モンヴェルの作品の中で最高傑作と評されています。同時代のイギリスの絵本作家ケイト・グリーナウエイやウォルター・クレインの影響を受けつつも、穏やかな色調と慎み深い表現がモンヴェル独自の魅力となっているのではないでしょうか。


 表紙がクロス張りの豪華な絵本です。現在絶版となっていますが、歴史絵本としても、芸術性の高い絵本としても復刊の価値のある絵本であると信じます。多くの子ども達に読み継いで欲しい絵本としてお勧めします。

 復刊ドットコムにリクエストが出ていました。Click!

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ほるぷクラシック絵本(イヴァン・ビリービン・絵/たなかやすこ・訳))『うるわしのワシリーサ』

 ほるぷクラシック絵本をこの1ヵ月ほどかけて味わっていますが、その中でもとりわけ美しいのがイヴァン・ビリービンの『うるわしのワシリーサ』です。絵本が出版されたのが20世紀初頭の1902年。

 法律学を学ぶかたわら、絵画学校に通ったビリービンは、バレエの舞台装置や衣装デザインをてがけるかたわら、ロシアの昔話や童話のイラストを描き、芸術性の高い作品を遺しています。

Horupuclassicuruwashinowashirisa  物語の主人公は、美しいワシリーサという女の子。
 8歳の時に母親に先立たれたワシリーサは、意地の悪い継母に引き取られ、二人の連れ子と継母の三人からひどい仕打ちを受けながら働かされますが、実母から授かった魔法の人形がワシリーサを救います。

 ロシアの魔女(鬼婆)ババ・ヤーガが登場し、ロシアの森を背景に繰り広げられる物語。『うるわしのワシリーサ』はロシア版シンデレラ物語と謳われているロシア昔話です。

 ビリービンは、本の一ページ一ページを表現の重要なフレームと見なし、縁飾りやレタリングとイラストレーションを一体化させて、本全体を一つの独立した芸術世界としています。
 非常に美しい大型絵本です。

 復刊ドットコムにリクエストが出ていましたので、早速投票しました。投票ページClick!
 

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2006/04/06

ほるぷクラシック絵本

 児童文学基礎講座で欧州の絵本史を学び、絵本の歴史が、作家、挿絵画家、彫版家、出版人、編集者たちのたえまない努力と印刷技術の発展により築かれてきたことを知りました。

 講座テキストで紹介されていた「シリーズほるぷクラシック絵本」16冊を図書館から借りてきて読んでいます。貸し出し期間を二度延長して、1ヵ月ほどかけてじっくり読みました。

 残念なことに、シリーズ16冊の中で現在購入できる絵本は『もじゃもじゃペーター』と『窓の下で』の二冊だけです。どの絵本も丁寧に創られていて、美しいのが特徴です。

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2005/12/14

クリスマスの本 NO.6 (ポール・ギャリコ・文/矢川澄子・訳)『「きよしこの夜」が生まれた日』(大和書房)

 クリスマス・イブになると世界中で歌われる賛美歌の定番「きよしこの夜」がどんな経緯で作られ、世界中に知られるようになったのかご存知ですか? 

 「きよしこの夜」の誕生秘話を物語風につづったドキュメンタリーがあります。作者は、『雪のひとひら』や『さすらいのジェニー』で有名な作家ポール・ギャリコ。

 1818年12月23日の真夜中、オーストリアのオーベルンドルフの町の聖ニコラ教会のオルガンが一匹の鼠によって齧られました。
 翌朝、教会にやってきてオルガンの練習を始めたフランツ・グルーバーは、オルガンの音が鳴らないことに気がつきました。
 グルーバーは、学校教師で教会守、そして、オルガン奏者でした。 ミサは迫っています。修理は到底間に合いません。そこで、急遽、新たな試みとして、ギターで歌える歌を作ることにしました。作詞者は、聖ニコラ教会の若き聖職者のヨゼフ・モール、音楽家でもあり、ニコラ教会の終身司祭であるヨゼフ・ノストラーの助任司祭を務めていました。

 グルーバー先生とモールは、親友同士です。モール司祭は、見たところいささか無責任な若者、いつも冗談か鼻歌ばかり口にのぼせていて、真面目な思想など無縁な存在に思えましたが、手渡された詩は、不思議な力を持って訴えかけてくるものがありました。
 「このふしぎに訴えかけるような力強さはどこからもたらされるのか」グルーバー先生は、モール助任司祭から手渡された詩の不思議な力(一種催眠術的な効果)に導かれるかのように曲を作りました。そして、聖歌隊によって歌われることになりました。

 クリスマスの夜、教会に集った村の人たちは、 生まれてはじめて、オルガンなしの礼拝を経験しました。 村の人たちに賛否両論あったものの、ギターとともに聖歌隊が歌うこの賛美歌のシンプルな歌詞とメロディーの美しさは深い感動を呼びました。

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2005/12/03

第7回図書館総合展

toshokansougouteniriguchi  第一部と二部の間に2時間の休みがありましたので、「図書館総合展」を見ました。これもとても見応えのある展示会でした。データが電子ファイルで保存される時代が来たことをひしひしと感じました。図書館関係の機械の進化に目を見張るものがありました。

kukuchisenseisign  そこに、何と、のらっこシリーズの絵本作家菊池日出夫先生がいらしていました。絵本『さんねんごい』を買い、その場でサインをしていただきました。ていねいに絵も添えて下さいました。そばで見ていた小学生位のお子さんが、「絵が上手だね!」と言って喜んでいました。

さんねんごい
さんねんごい
posted with 簡単リンクくん at 2005.12. 3
菊池 日出夫さく・え
福音館書店 (1991.1)
通常24時間以内に発送します。

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2005/01/08

(大海赫)『ビビを見た!』(ブッキング)

「過去からのすばらしい贈り物」
bibiomita『ビビを見た!』は、こちら・bk1へ。

 三月も終わりのある日のこと、生まれつき目が見えないホタルに、突然「七時間だけ目が見えるようにしてやろう」と言う声が聞こえた。
 ホタルは、目が見えたらいいななんて思ったことがない。「目が見えなくてかわいそう」と人はよく言うけれど、ホタルは目が見えないのを少しもかなしんでなんかいない。
 真っ黒なページに白抜きの文字で始まる不思議な絵本。
 ホタルの目が痛み始め、目が見えるようになる瞬間、「ホタルのまぶたに、たくさんの、すごく小さい、あやしい虫が羽音もたてずにたかる」ーそれが光だった。光というものをこんな風に描写できるなんて! すばらしい表現にがーんと衝撃を食らってしまった。
 
 

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マリア・グリーペの作品

 たくさんの読者からの希望と熱意によって、復刊されたマリア・グリーペの待望の一冊。『夜のパパ』(ブッキング)は、復刊ドットコムの存在を知らされた初めての本です。復刊の投票には間に合いませんでしたが、復刊に関わっていらした方々のそれぞれのコメントを読み、感動しました。
yorunopapa『夜のパパ』は、こちら・bk1へ。

 そして、復刊された『夜のパパ』を読み終えたとき、不思議な気持ちに包まれながら、今までに味わったことのないような不思議な感動を味わいました。スウエーデンの作家・マリア・グリーペとの出会いは、40歳を過ぎてからでしたが、子どもの頃の気持ちをじわじわと思い出させてくれる作品です。『夜のパパ』(ブッキング)と『忘れ川をこえた子どもたち』(富山房)の書評を書きました。

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